業者オークションで車買取専門店が急成長


最近、街中で車買取専門店の看板を良く目にするようになりました。

全国展開の有名大手、地域の中小の車買取店、「高価買取」の看板を掲げる中古車販売店なども含めると全体ではすごい数になると思います。

中でも有名大手の車買取専門店がフランチャイズチェーン化されることで、店舗数も一気に伸びたといわれています。

こうした車の買取り事業は、従来から中古車販売店や車ディーラーでも行われていたものであり、それ自体は目新しいビジネスとはいえません。

また、一頃までは新車販売台数が中古車登録台数を上回っており、少なくともバブル絶頂期のころまでは車買取事業は決して主流となる大きなビジネスとはいえませんでした。

つまり新車で購入した車からまた車を買い替える時もまた新車というスタイルが主流であり、中古車というのは単に下取りとして引き取られるというのが主流だったのです。

しかし1990年代初頭にバブルが崩壊し、国内は失われた20年というデフレ時期に入り新車販売も落ち込みを見せるようになりました。

おりしも、一方で1990年の頃から中古車販売事業者間におけるオークション事業が活活発になり中古車の流通網が確立をされていくことで、これまでもっぱら新車ディーラーから下取り車を仕入れていた中古車販売店でも、業者オークションを通して中古車を仕入れるように変化しました。

これに併せて、新車ディーラーでも下取り車をオークションに出すという例も増え始め、中高車売買の事業がますます活気を帯びるようになりました。

今では中古車流通の8割までが業者オークション経由だといわれるようになりましたが、中古車流通にもやっと需要と供給により価格が決まるという市場原理が働くようになったということですね。

このようにして車買取を専門とする新しい業態のビジネスが可能になり、車買取専門店の数も急激に増加を始め、業界も急成長を遂げることになったというわけです。

軽自動車の中古は、店頭に置けばすぐに売れてしまうということで、業界ではまれに見る値落ちの小さい車種ということになっているそうですが、これも上記のような経緯で中古車市場に正常な市場原理が働くようになったおかげでしょう。

セカンドカーとしてあるいは日常の手軽な足として車の維持費を抑えたい人にとって、中古軽自動車はぴったりの車でしょう。

エコロジー、リサイクルの観点から見ても、中古軽自動車の人気はまだまだ続くのだと思います。